talk・tell・speak・sayの違い
talk・tell・speak・say
日本語の「言う・話す」に該当する動詞(verb)の talk・tell・speak・say。
英語学習の初期に覚える基本動詞なので、よくこれらの動詞を使用したセンテンスに接する機会が多く何となく自然に皆さんは使い分けているのですが、それぞれの動詞の違いは何ですかと自問自答してみて下さい。
即座に答えられる人は何人いるでしょう。
もし少し不安がある人は、ここでしっかり感覚で違いを掴んで、さらに理解を深めましょう。
talk は言葉のキャッチボールをいいます。
常に相手がいて言葉のやりとりがあるそんな感覚です。
- He is talking with his friend.
• 彼は友達を話をしている。
---お互いに言葉を交わしている。まさに talk の代表的なイメージです。
- what are you talking about ?
• 何言ってるの?
---よくあるパターンです。だれでも一度は言った事のあるフレーズですね。
- You talked in your sleep last night.
• 昨日、寝言言ってたよ。
---寝言は相手はいないのですが、ひとりで誰かと会話している様子から使われます。
同じパターンで、What are you talking to yourself ? 「何独り言いってるの?」なんていい回しもあります。
- Money talks.
• 金がものを言う。
---お金は話は出来ないのですが、あなたに代わって相手に交渉や要求を裏で会話してくれるわけですね。
まったく一度ぐらい言わせたいものです。お金が無いから無理ですが・・・とほほ
speak は単に口から何か言葉や音を出すイメージです。話している内容は問題ではありません。
Speak to me. なら(口から言葉を出すイメージから)「何か私に言ってくれ。」となり、Talk to me. ですと(言葉のキャッチボールをするイメージから)「何か話しをしよう。私に相談してごらん。」になります。
- Speak more slowly.
• もっとゆっくり話してください。
---相手の話し方に注目しており、話の内容にはまったく関係がありません。
日本人はもっと会話の中でこの言葉や Pardon? (もう一度言ってくれますか?)使うべきだと思います。分かっていないのに分かった振りをするから、いつまだたっても分からない。この言葉を言う事が何故か恥ずかしいと感じてしまうようですが、ネイティブ同士の会話でも良く出てくる表現ですから少しも恥ずかしくありません。意外と勇気を出して一度言ってみると、次回からは便利で楽なものですよ。それにこれが言えると英会話が一歩進歩したように感じます。試してみて下さい!
- I: May I speak to aiko ?
aiko: speaking.
• 愛子さんお願いします。
• はい、私です。
---代表的な電話での speak の使い方です。
- Speak up. I can't hear what you are saying.
• もっと大きな声で!何言ってるか聞こえ無いよ。
---これも子供から大人まで相手がもじもじしていて、何を言っているか聞き取れない時にピッタリも表現です。子供を英会話教室に通わせて入り口でネイティブに小さな声で挨拶していたら後ろからすぐに言って見ましょう。何しろ難しい表現を習う前にこのような簡単な言い回しを完全に普段から使いこなして身に付ける事ができるまでは英会話は上手になりません。
- Speaking of english. He can speak english very well.
• 英語と言えば、彼とても英語が上手にですね。
---(Speaking of ~)はよく使う便利な言い回しです。何かの話題にに対して関連したい事を言いたい時に~の部分に入れたい言葉(名詞・動名詞)を入れるだけで、「~と言えば」になります。その後に関連した自分の意見を話せば、みんなも耳を傾けてくれますし会話もスムースに続きます。
- "Do you know her ?" "Not to Speak to."
• 彼女知ってる?話したことはないよ。
---彼女を知らないでしたら、I don't know. になるのですが、この表現では「見たことはあるけど彼女に内容は何でもいいから言葉を掛けた事がない。」(only by sight) そんな感覚を言っています。変な日本語ですが、言語はそれぞれ独特の意味を持ち合わせているので、多言語に直訳するのは難しいですね。映画の字幕など特に意訳が必要です。映画を利用して英語学習をしている方はよく目にすると思います。
say は話す内容やことばに焦点が置かれています。
たとえば、子供が英語の塾の帰りに先生に何も言わなかった時に親が、Say bye to him.「さよならって彼に言いなさい。」なんて言います。これは bye と言う言葉に焦点があるのが良く分かりますね。Speak bye to him. とは言えません。よく間違えやすい部分ですのでしっかり覚えておきましょう。
ジョークにこんなのがあります。
"Say something!" 何か言いなさい。 "Somethig." 何か
say の持つイメージをうまく利用して、「something と言えと言ったからそう言ったんだよ!」とご機嫌斜めの人が言いそうな屁理屈です。
- The weather forecast says it will be fine tomorrow.
• 天気予報によると明日はいい天気だよ。
---この say の使い方は頻繁に出てきますので、よく覚えましょう。
人でなくても TV says~「テレビで~て言っている」 The newspaper says~「新聞に~と出ている」でその情報媒体でこんな事を言っていると表現出来ます。これも言っている内容に焦点が置かれているからこそできる言い回しです。
- Say no more! Enough said.
• もうそれ以上言うなよ。わかったよ。
---もうそれ以上の話の内容はいらないよ。もう十分に内容は話してくれたからわかったよ。こんな感覚です。語気を強く言えば、「うるさい!黙ってろ!」になります。
- What do you say to playing golf this weekend ?
• 週末にゴルフでもどう?。
---だれかを誘うときによく使う言い方です。
よく間違えやすいのが to の後は動名詞が来ることです。to不定詞の後は動詞の現在型が来る事に慣れていますので、ついつい原型にしてしまいます。これと同様に良く知られている言い回しで、I,m looking forward to seeing you. 「あなたに会うのを楽しみにしています」があります。これもついつい to の後に動詞の原型を持ってきてしまいます。この2つはよく使うので覚えておきましょう。
- You can say that again.
• そのとおり。
---相手が言った事に対して、まったくあなたの言っているとおりです!と言いたい時に使用します。直訳すると、「あなたはそれをまた言うことができます。」ですので何となく違和感というか、参考書などにはまた同じ事が言える程間違いないからそのとおりです。などの説明がありますが、日本語に無い感覚ですのでそのまま覚えましょう。
tell は相手に何かメッセージなどを伝える時に使用します。
伝え方により「物語る」や「何かについて述べる」など日本語では違う表現になりますが、基本は伝達です。相手から見ると情報を受けることから「教わる」などのようになります。
- He told me a good news.
• 彼は私に良い知らせを教えてくれた。
---基本的な使い方で、相手に情報を手渡しているのです。
- Could you tell me the way to the station ?
• 駅までの道を教えて頂けますか?
---英会話で道をたずねるときの典型的な言い方です。私はあなたから情報を貰いたい。つまり教えて欲しいと和訳はなります。
- Don't tell me you forgot the room key.
• まさか部屋のカギを忘れたなんて言うんじゃないでしょうね。
---よくある光景ですね。相手に何となく疑惑を持ったときの決め台詞です。
Don't tell me ~で「私に~な情報を伝えてくれないでよ。」から「まさか~なんて言うんじゃないでしょうね。」になります。こんな事言われた時は忘れて無くてもなぜか不安になってしまいます。
- Don't tell a lie. Tell me the truth.
• うそをつくな。ほんとうの事を言いなさい。
---こんな事を言われた時は、閑念しましょう。相手は証拠をしっかり持ってる言っている場合が多いですから。
そこのあなた!!
Have you ever cheated on somebody? 「だれかと浮気してませんか?」
- Don't make me tell you again.
• 二度と同じ事を言わせないで。
---子供に対する決まり文句です。
自分の子供の頃をすっかり忘れて、大人になると子供にこんなこと言ってしまうんですよね。私の子供の時はどうだったのか考えると、とても複雑な気持ちになります。

